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第6話 ページ6







フランス「そういえばAちゃん、イギリスに初めて会った時どうだった?」


『どうって言いますと…?』


フランス「第一印象とかさ、思い出とか」




それを聞き、Aはイギリスを見ながら思い出した。




『うーんと…正直に言えば、すごく怖かったですね』


フランス「えっなんで何で!」


『私、前は髪が短くて、よく男性に間違われていて。それでイギリスさんも勘違いしていて』




少し乱暴されましたと、打ち明けた。
イギリスもそれを否定しなかった。




フランス「へぇ〜イギリス、こんな美人に気づかずに暴力振ったの?こわーい」


イギリス「っるせえ!
お、俺だって後悔してる、からな…」




彼なりに謝っているのか、目線を外して言ってきた。だが過去の事を蒸し返そうとするAでもない。




『大丈夫ですよ。今はこうして、イギリスさんとこうして仲良くできて嬉しいです』





こうして時間は過ぎ、Aはフランス、イギリスと分かれた。

帰り道フランスは、今日わかった事があるとイギリスに話しかけた。




フランス「お前、Aちゃんのこと好きだろ」


イギリス「は、はあ?!何言ってんだよ」


フランス「…ふーん。
じゃあお兄さんがもらうね。あんないい子、お前みたいな眉毛には似合わないし」




イギリスが嘘をついていることは分かったが、あえて知らんふりをした。




イギリス「…渡すわけないだろ」




別れ際、イギリスが小さい声で呟いた。

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作者名:ランドセル | 作成日時:2021年7月9日 20時

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