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第11話 ページ11







『日本さん、久しぶりに私の上司に会って行きますか?』


日本「…いえ」




日本の答えに、Aは納得していた。

ノースメイアは日本の文化が大好きなので、いきなり行っても歓迎されるだろう。

ただ、息子のセト殿下の機嫌が何せ悪い。




日本「ですが、またノースメイア王には会いたいとお伝えください」


『もちろんです!』




すると、我を忘れてないあるか、と言わんばかりに中国が視線を注いできた。




日本「な、なんでしょう」


中国「やっぱり日本、我がここに来ると分かって来たあるな」


日本「違います。中国さんに会いにきたわけでは無いと」




そこまで言うと、日本はハッと口を押さえた。




中国「そうある。我じゃなくて、Aに会いにきたある。」




どこからか探偵もののBGMがかかりそうな雰囲気で喋り始める中国。




中国「しかし、我と会う約束をどこからか入手したある。そこで偶然を装い、邪魔しようとしたあるな日本!」


日本「くっ…私としたことが」




日本もそれに乗って、犯人役を努めた。
しかしはたから見ればとんだ茶番である。




「東の文化はほんとうに面白いですね!」


『そ、そうかしら。』




結局この後、仲良く3人でノースメイアを堪能した。

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作者名:ランドセル | 作成日時:2021年7月9日 20時

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