あの国擬人化【ヘタリア】

第9話 ページ9

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『こんにちは、スペインさん！』


スペイン「おっAちゃんやないか！
えらい綺麗になって」


『そ、そうでしょうか…ついさっきまで、イタちゃんに男性と間違えられました』




それは気の毒に…と、スペインが苦笑いした。




スペイン「て、イタちゃんに会いに行ったんかいな！」




そう言われ、オーストリアにお茶を飲みに誘われて、イタリアとあった事を話した。




スペイン「うーん、顔は可愛いんやけどなぁ。
髪が短い上に、軍服ってなると…」


『そうですよね。もういっそ、男になるしか…！』


スペイン「早まんといて！」




2人でわちゃわちゃしていると、スペインの家からロマーノが出てきた。




『あっロマーノ君！久しぶり』


ロマーノ「上から見下すな、ちくしょー！」


『ええ…それはちょっと無理があるかな』




そう言うロマーノも、頭を撫でると、嬉しそうに笑った。




ロマーノ「お前、男になるのかよ」


『聞いてたの？』


ロマーノ「お、お前が男になったら、困るんだよ。ころやろー」




ロマーノにしては、少し落ち込んだ声にAは気になって、なぜか聞いた。




ロマーノ「俺が大きくなったら、その、け
結婚…とか、できなくなっちゃうだろ」


『ロマーノ君…私をお嫁にもらってくれるの？』




国だから男とか女とか、あまり関係はないけれど、Aはとても嬉しかった。




ロマーノ「もちろんだろ！Aは俺がいないとダメなんだから」

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