あの国擬人化【ヘタリア】

【第7話】 ページ7

−





昔々。
イタリアが、まだオーストリアの家で仕えていた時のことです。




イタリア「うんしょ、うんしょ」




イタリアは一生懸命掃除や、整理整頓をしていました。すると、一室から声がしました。




オーストリア「遠くからありがとうございます。」




覗いてみると、おしゃれな客室でオーストリアと誰かが、楽しそうに談話していたのです。




イタリア「あのオーストリアさんが…」



ハンガリー「イーターちゃん」

イタリア「は、ハンガリーさん…！」




扉を覗いているイタリアに、同じくオーストリアの家で召使いをしているハンガリーが声をかけた。




イタリア「オーストリアさんが、誰かと喋っているんです。顔が見えないんですが…
すごく楽しそうなんです」


ハンガリー「そう。多分それは、Aちゃんね。オーストリアさんとは音楽で仲良くなったのよ」


イタリア「へぇ…」




2人が話していると、オーストリアが気づいたのか扉から覗き返していた。




オーストリア「覗きとはお下品ですよ！
はやく持ち場に戻りなさい、このお馬鹿さんが」


イタリア「ひえっ」

第8話→←第6話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す