あの国住民化【ヘタリア】 (ページ37)

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第37話ページ37

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マシュー「お、お待たせしました。アイスティーとアメリカンハンバーガースペシャルです」

「おぉ〜…ん？」

かわいい新人ウェイターの様なマシューさんが運んで来てくれたのは、それはもう大きなハンバーガーだった。

マシュー「あの、大丈夫ですかこれ」

「アメリカンなの忘れてました…。
ギルさん、一緒に食べてくれませんか？」

ギルベルト「しょうがねえな。俺様が助けてやるぜ！」

初めからこうなると知っていたんですね…
肉厚なハンバーガーを切り分け、一口食べた。

「あ、おいひい。」

マシュー「アメリカンと言っても大きいだけで、味は日本人に合うように作りました」

ギルベルト「うんまいな」

それもそうだ。調理している方を見ると、日本人に合うように作っているのではなく、日本人が作っていた。

ギルベルト「あ、今日夕飯いらない」

「あ、はい。何か用事が？」

ギルベルト「用事って、テレビの仕事今日だぜ」

「え！何時からですか」

ギルベルト「ん〜、あと2時間くらい」

素人だし、それなりに早く行かないといけない。しかも電車があって、混み合うことも想定すると…

「ギルさん！こんなのんびりしている暇無いですよ！そろそろ行かないと」

ハンバーガーは持ち帰り用にしてもらい、ギルベルトさんの手を引いて急いで駅に向かった。