断片的な記録2【MCU】 (ページ27)

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第７７話ページ27

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「よし、バートンの治療の準備をよろしくと伝えろ。」
　

〈はい、トニー様。〉

「ジャーヴィス、操縦頼む。」
　

〈了解、接近ベクトルセット。〉

機体の操縦を自動に切り替えると、トニーはロキの杖〈セプター〉を見つめるソーとキャプテンのもとへ足を運んだ。
　

「一安心だな。S.H.I.E.L.D.崩壊以降ずっと探してた品だ。ま、宝探しも面白かったが……」
　

「これでやっと、終わりにできる。」
　

「これにはまだ秘めた力があるはずだ。
ただの武器じゃない、ストラッカーは強化人間を作れるようになった。」
　

「アスガルドに帰す前に僕とバナーがやる」
　

そう言うトニーに、セプターの怪しい輝きが反射した。怪我を負ったクリントの治療も含めて、スタークタワーからアベンジャーズタワーへと変わったビルへと向かうことになった。

　
「了解、じゃあ2人で仲良く調査タイムだが構わないか？ほんの二三日だ。その後お別れパーティー……まだいるだろ？」

「あぁ、もちろんだ。勝利の宴を開かないとな。」
　

「あぁ宴会は最高。……キャプテン？」
　

「これでチタウリやヒドラとの戦いも終わるしな。いいだろう。宴会だ。」
　