断片的な記録2【MCU】 (ページ12)

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第６２話ページ12

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「私がフリッガを気にかけると思ったか？ありえない！」

スヴァルトアールヴヘイムでマレキス達を見つけた一行。しかしロキがソーを短剣で刺し、蹴り上げた。裏切ったのだ。

「私の望みは、お前と…オーディンの屍を踏みにじることだ」

ロキはソーの腕を切り落とした。
そして駆け寄ってきたジェーンの腕を掴むと
「私はヨトゥンヘイムのロキだ。土産を持ってきた！」とマレキスの前に差し出したのだ。

Aはすでにロキに刺され、目から光が消えている。

「見返りにひとつ頼みがある…アスガルドが焼き尽くされる様を眺めたい」

マレキス達は少し考えたのち、ジェーンに手を向けた。
浮かぶ彼女の体から赤い光が放たれる。

それからエーテルがジェーンの身体から出てきて、彼女は地面に叩きつけられるように落ちた。

「今だ！ロキ！！」

ソーの合図で、ロキは幻影を解いた。
切り落とされた腕も、青白くなったAも幻で作戦の内だったのだ。

雷雲を呼び起こし、ムジョルニアでエーテルを破壊したソーだったが、エーテルは粉々になったあとまた再生した。

『2人とも…！よかった無事ね』

エーテルでパワーアップしたマレキスの近くにいたジェーンとロキを担いで安全な場所に運んだA。

ダークエルフたちに囲まれた一行。
しかもその中にはフリッガを殺した仇もいる。

『相手になるわ』