断片的な記録2【MCU】 (ページ11)

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第６１話ページ11

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ジェーンからエーテルを取り出しマレキスを倒すため、ソーはオーディンの命を無視して敵のいるダークワールドへ向かうと言う。

ロキは協力を受け入れて牢を出た。
手錠をかけられ途中シフやウォリアーズ・スリーに「裏切ったら殺す」と釘を刺されながらも、作戦には協力的だった。

彼らに時間稼ぎをお願いし、ソー、ロキ、ジェーン、Aは空飛ぶ小舟に乗って秘密の抜け穴から世界を跨いだ。

「そういえば、Aの国へ行ったんだ。
ロキ、牢で罪を償った後はいつか頼んで行くといい。心が洗われるほど美しかった。」

「そうか。どうやらヘヴンは兄上にはお似合いらしいな」

「なに…？」

ロキは悪戯に笑って、ソーはロキがヘヴンを知っていることに驚きを隠せない。ジェーンはそもそも何の話か分からず頭にハテナを浮かべている。

「この私が、Aの後をついてビフレストを渡らないとでも？まあこっぴどく叱られたが。」

「じゃあ知らなかったのは俺だけか？」

『ごめんなさいソー。事情が事情なだけに貴方でも話せなかったのよ』

「話がよく分からないけど、Aもアスガルド出身かと思ってたわ。」

『私は違う所から来たの。ジェーンには頭が痛くなるような話かもね』

そうして談笑しているとジェーンがいきなりふらついた。咄嗟にAがその体を支えて、横たわるように促した。

エーテルが彼女の体をひどく蝕み始めているのだ。

『ジェーン、もう少しの辛抱よ。』

「ありがとう…」