一味のペット（仮）【ONE PIECE】 (ページ7)

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Episode７　発熱ページ7

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原因不明のナミの高熱。

「ナビざん死ぬのがなァ！？なァビビち”ゃん！！」

「おそらく気候のせい･･･
偉大なる航路に入った船乗りが必ずぶつかるという、壁の一つが異常気候による発病･･･！」

しかし一味のなかで少しでも医学をかじっているのはナミ本人だけだった。

人一倍悲しそうにするサンジをよそに、ウマ子は器用に口を使いながら並の額に濡らしたタオルをかけるなど看病していた。

「あなた達より、馬のこの子の方がよく分かってるみたいね。熱も４０度まで上がってきてる･･･このままだと命に関わるかも」

「医者を探すぞ！ナミを助けてもらおォォ！！」

「わかったからっ落ち着いて！病体にひびくわっ！！」

病気などにかかったことない男三人は慌てふためいた。
すると、寝ているナミがか細い声で囁いた。

「だめよ･･･」

「ナミさん･･･！？」

「私のデスクの引き出しに新聞があるでしょ･･･？」

ナミの言う通り引き出しから新聞を取り出し開くと、3日前の日付けと〝アラバスタ王国、国王軍の兵士30万人が反乱軍に寝返る〝という内容が綴られていた。

ナミは不安を煽りたくないと言う気遣いでビビに見せなかったのだ。

　このままじゃじきに、国中で大量の血が流れる戦争になる。それだけは阻止しなきゃアラバスタ王国はもう終わりだ･･･！クロコダイルに乗っ取られちゃう

「みんなにお願いがあるの」

ビビが重苦しく口を開ける。

「今私の国は大変な事態に陥っていてとにかく先を急ぎたい。一刻の猶予も許されない！だから･･･」

誰もがその言葉に耳を傾ける。
ウマ子も例外ではない。

「これからこの船を〝最高速度〝でアラバスタ王国へ進めて欲しいの！」

「･･･当然よ！約束したじゃない！」

「･･･だったらすぐに医者のいる島を探しましょう。
一刻も早くナミさんの病気を治してアラバスタへ！それが、この船の〝最高速度〝でしょう！？」

ルフィがにっと笑った。
「そぉーさっ！それ以上スピードは出ねェ！！」