一味のペット（仮）【ONE PIECE】 (ページ42)

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Episode４２ページ42

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バンチに乗って、レインベースへ着いた。
私はみんなより一足先に降りると入り口の扉を開けた。と言っても、裏口だが。

「ミス・バースデー、あなたはここがどこかよく知ってるみたいね。」

『これでも一応、社長の正体を知ってますから』

案内するように先頭に立ち建物へ入る。
しばらくすると、少し窮屈な廊下から豪華な装飾のある部屋へ辿り着いた。大きいテーブルに椅子が人数分。

「長旅ご苦労様、よく集まってくれたわね。
これだけの面子が揃うとさすがに盛観」

「ここはどこなんだミス・オールサンデー」

ふふふっ･･･とミステリアスな雰囲気を醸し出すミス・オールサンデー。私は彼女の隣についた。

『ここは一攫千金を夢見る町、レインベース最大のカジノ ”レインディナーズ” の一室。』

「ええ。他に質問がなければ話は続けるわ」

短気なミス・メリークリスマスが「さっさと始めな」とせかした。

「だけどその前に･･･あなた達がまだ顔も知らない我が社の社長を紹介しなきゃね。今までは彼の裏の顔として私やミス・バースデーがあなた達に働きかけてきたけれど」

『もう、その必要はない･･･』

なぜなら、もう･･･

「いよいよというわけだ･･･」

どこからか吹く風。
その風はメインの椅子へと集まり一つとなる。

「作戦名”ユートピア” これが我々B・W(バロックワークス)社の最終作戦だ」

「ク･･･クロコダイル！！？」

もう逃げ出せない。