一味のペット（仮）【ONE PIECE】 (ページ37)

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Episode３７ページ37

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Mr.２･･･Mr.２･･･

バースデーは、自分と同じペアがいないMr.２ボン・クレーにひとまず会いに行こうとしていた。

男性が苦手とは言え、相手によると言うものだ。

『Mr.２ボン・クレー･･･待って、どうしてナンバー以外の名前が･･･』

そう呟いて立ち止まったアラバスタの人混みの中。
すると背後に誰か、体を密着させて止まった。
どこもやわくは無い。と言うことは･･･男性

「おいお前」

『･･･ひッ』

「変な真似はするなよ。今からその建物の裏に行け」

バースデーは男の言う通り、人気の少ない建物の裏へと入った。

人がいないことを確認すると、男はバースデーを地面に叩きつけた。

「Mr.２ボン・クレーって聞こえたが･･･
聞き間違いじゃなーいわよねーい？」

男の口調が変わり、驚いてみると顔そのものも変わっていた。

『あ、えと･･･その』

驚き以前に、こんな場所で男性と2人きりと言うことに耐えきれずバースデーは腰を抜かしてしまった。

「女がそんな剣を腰に下げてるなんて、ただの市民ってわけじゃナッスィング」

「白状しなさいよう」とお得意のオカマ拳法の構えをしてみせると、ミス・バースデーは必死で言葉を引き出した。

『わっ私はB・W社のミス・バースデー･･･！』

「ミス・バースデー･･･！？あんたそれ本当なの？」

必死で首を縦に振るとMr.２ボン・クレーは困ったような表情で、地べたに座るバースデーに手を差し伸べた。

「悪かったわねい」

『いやっ別に。私ペアがいないので、良ければと思ったんですけど･･･私だ、男性が苦手で』

するとMr.２は伸ばした手を引っ込めた。

「ジョーダンじゃな─── いわよ─── う！！」

『･･･ぇ』

「あちしは男で女！！オカマなのよ──── う！！」