一味のペット（仮）【ONE PIECE】 (ページ33)

今日:24 hit、昨日:2 hit、合計:67,668 hit

Episode３３ページ33

.

「声も体格まで同じだなんて･･･」

驚く一同をよそにオカマは他の船員の顔もポンと触れて、次々に顔を変えてみせた。

「さて残念だけどあちしの能力はこれ以上見せるわけに」

「お前すげー！！」

「もっとやれー！」

「さ〜〜ら〜〜に〜〜メモリー機能つきぃっ！
過去に触れた顔は決して！忘れな〜い」

オカマはそう言う通り、過去に触れた顔にもどんどん変えていった。
ゾロは呆れ、Aは自身でオカマを拾う様にしたにも関わらずどこかへ行ってしまった。

しかしキッチンにいるサンジを除く男たちは、いつの間にかオカマと意気投合していた。

「ねェ！なんか船がこっち来るわよ。あんたの船じゃないの？」

「アラ！もうお別れの時間！？残念ねい」

「エ゛──── ッ！！」

「悲しむんじゃないわよう！でもこれだけは忘れないで。
友情ってヤツァ･･･付き合った時間とは関係ナッスィング！」

オカマが自身の船に乗り込んだ。

「また会おうぜー！！」

「さァ行くのよお前たちっ！！」

「ハッ！！Mr.2ボン・クレー様！！」

「Mr.2！！！？？？」

「あいつが･･･Mr.2ボン・クレー！！」

「ビビ！お前顔知らなかったのか！？」

「ええ･･･私Mr.2とMr.1のペアには会ったことがなかったの。
能力も知らないし！ミス・バースデーからMr.2の噂は聞いてたけど･･･」

その頃、Mr.2の船では

「Mr.2ボン・クレー様、何やら上機嫌っすね」

「がっはっはっは小さな友情を見つけたのよう！！」

『それってさっきの人たち？』

「あ──── ッ！！」

Mr.2は、いきなり船に現れた女性を見つけるなり、ズカズカと近づいて頬をこねくり回した。

「ミス・バースデー！！
あんた今までどこにいたのよう！！」

『ほ、ほへんなはい(ごめんなさい)ぃぃ』