一味のペット（仮）【ONE PIECE】 (ページ31)

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Episode３１　アラバスタへページ31

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「いやいや、もうほんと何も知らねえからおれはっ」

「おいなに目ェそらしてんだ。
じゃあ聞くがな、おれがアラバスタへ行くために用意した9人分の食料が夜のうちになぜ消えるんだ？」

サンジの尋問を受けるルフィ。

「おい口のまわりに何かついてんぞ」

「しまった！食べ残し！？」

「オメェじゃねぇか！！」

ルフィを蹴り飛ばすと、騒ぎを聞きつけたナミが出てきた。

「ああナミさん見ただろ！あんにゃろひどいんだ〜！
鍵付き冷蔵庫買ってくれよォ♡」

「そうね考えとくわ。命に関わるから･･･」

Aはと言うと、なにに体力を使ったのかグデンと寝転んでいた。

「英雄(ヒーロー)？クロコダイルはアラバスタの英雄なの！？」

「王下七武海って言うのはつまり世界政府に雇われた海賊達のこと。海軍にしろ七武海にしろ、結局町を襲う海賊を追い払うんだもの。
国の人達にとってのありがたさは変わらないってわけ」

「とにかくおめェ、クロコダイルをよ！！
ブッ飛ばせばいいんだろ！？」

「ええ･･･暴動をまず抑えて、国からB・W(バロックワークス)を追い出すことができればアラバスタは救われる」

ビビを中心にB・Wの話が始まり、先ほどまで寝ていたゾロも意識を戻した。

「でもよそのB・Wって会社のシステムはどうなってんだ？〝Mr.〝だ〝ミス〝だっていうあれは」

「システムは簡単よ。
まず頂点にクロコダイル･･･つまりMr.０がいて、そのMr.０の指令を直接受ける〝エージェント〝が12人と1匹いるの。

彼らは全員「Mr.＋ナンバー」の名を持っていて、その力に見合った女性の゛エージェント゛とペアを組む。Mr.13とミス・フライデーは中でも特別で、任務失敗者への仕置人という立場。

中でもMr.５以上は゛オフィサーエージェント゛と呼ばれ、そのほとんどが能力者。本当に重要な任務の時しか動かない。

これが秘密犯罪会社゛B・Wよ」

「そ〜かじゃあ！クロコダイルをよ！ぶっ飛ばしたら良いんだろ！？」

「お前絶対理解してねェだろ」

ふぅとサンジがタバコをふかす。

「ってことは間違いなくB・W社最後の大仕事、アラバスタ王国の乗っ取りとなれば、そのオフィサーエージェントって奴らの残りは全員･･･」

「ええ･･･集結するはず」