一味のペット（仮）【ONE PIECE】 (ページ22)

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Episode２２　あの日以来ページ22

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「見ろ！何もかもが元のままだ！！
さァドラム王国の復活だァ！！」

山上についたワポルはついに戻ってきたというようにそう叫んだ。しかし城の頂に旗があることを見つけた。

「なんだあのドクロの旗は、ドラム王国の国旗はどうした！？」

「ヒーッヒッヒッヒ！燃やしちまったよそんなモンは」

「出ェたなDr.クレハ！〝医者狩り〝最後の生き残り！」

城の入り口を塞ぐように、ドクトリーヌとチョッパーが出てきた。

「この城はね、ヒルルクの墓にしたんだ。
出てきなこの国から！もうドラムは滅んだんだよ」

「墓！？あのバカ医者のだと！？
まっはっはっはっは！！笑わせるな！！」

するとどこから嗅ぎつけたのか「あっ！あいつ」とルフィが走ってこちらに向かってきた。後方にはサンジもいる。

静止しようと服を引っ張るAが引きずられていてもお構いなしだ。

「お前らァ！さっきはよくもやってくれたな！！」

「わ、ワポル様麦わらですっ！！」

「ゴムゴムのォ！！」

ワポルが構える間もなく、ルフィの一撃は

「ブレっっっトォ！！！」

確かに顔に直撃した。
崖から落ちる寸前を部下に拾われたワポル。

「若僧、お前あいつらを知ってんのかい？」

「知ってるさ海賊邪魔口。邪魔ばっかりすんだよ
船食うしな。もう許さねェぞおれは！！」

「それよりおめェは寒くねぇのか」

サンジに指摘されてルフィはやっと季節外れの格好に気づいた。

「ウガ────ッ！！」

「ワポル様っ！！」

「まっはっは･･･麦わらァ･･･おれ様もう怒ったぜ
食い殺してやる･･･」

「あー･･･ちょっと待ってくれるか、服取りに行ったから」

「いねぇのかいっ！」

そうやり取りするサンジに、チョッパーは問いかけた。

「あいつ、伸びたぞ！？」

「ああ伸びるな･･･ゴム人間だ」

「な･･･何だそれ･･･！」

「バケモノさ」