一味のペット（仮）【ONE PIECE】 (ページ18)

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Episode１８ページ18

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──── そこにいるのは･･･だれ？

アイボリー色の髪に、視界がぼやけているせいか否か端正な顔立ちの女性が微笑みかけてこちらをのぞいている。

「だれなの･･･」

ハッキリしてくる意識の中いつの間にか女性はいなくなっていて、かわりに周りのコポコポとかグツグツ、とかという音が際立ってくる。

『ヒヒーン』

「ウマ子･･･ふふ」

ナミは上半身を起き上がらせると、ウマ子の頭を撫でた。
するとまた近くからガッシャンと音がして、見てみると物陰からツノを生やした生き物がナミを警戒して見ていた。

「バレてるけど･･･あんた何なの？」

「う･･･うるせぇ！人間っ！それと熱は大丈夫か･･･？」

「しゃべった！」

「ギャァああ！」

なぜかトナカイのほうが悲鳴をあげて逃げてしまった。

「ううるっさいよチョッパー！！」

トナカイの代わりに細身の、老婆というには少々パワフルな女が「ハッピーかい？」と入ってきた。

「あなたは？」

「あたしゃ医者さ〝Dr.くれは″ドクトリーヌと呼びな」

「医者･･･じゃあここは」

「そうさ山の頂上にある城さね」

「だったら私の他にあと2人いたでしょう！？」

「ああ、隣でぐっすり寝てるよ」