一味のペット（仮）【ONE PIECE】 (ページ17)

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Episode１７ページ17

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『ロビン･･･』

目覚めて第一声は、部屋に寂しく響いた。
それと同時に山の上の城についたのだと確信する。

時計を見ると、ドルトンの家から出て3時間ほど経っている。そろそろルフィたちも着くかもしれない。
無事だといいけど･･･

「お、起きたのか？もう体は平気なのか？」

『･･･ええ、もうすっかり元気。あなた達のおかげよ。
ありがとう』

「そ、そんなに･･･ホメられても嬉しくねーぞ！このヤロー♡」

起きたのはいいけれど、なぜこのトナカイは喋っているのだろう。もしかして能力者じゃ･･･

そんなことより

「おいッもう行くのか？怪我も大した事ないし、大丈夫だけど･･･もう少しここにいても･･･」

『いえロープをつたって降りるわ。』

身支度を済ませると、城の出口までトナカイさんが見送りに出てくれた。

『あのね、もう少しすればここへ人が3人やってくるの。
1人は重病でお腹に斑点がある。何か虫に刺されたかもしれない･･･』

「仲間か？」

仲間、なかま･･･

『ちがうわ。
町で医者を探していると聞いて。』

「だけどこの絶壁をどうやって？」

『でも来るの。そんな気がする。じゃあ、よろしくね』