一味のペット（仮）【ONE PIECE】 (ページ15)

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Episode１５　ホワイトアウトページ15

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はァ･･･寒い

「うおっ、起きた･･･！」

「驚いたねェ、雪崩に巻き込まれてもう意識があるのかい」

わたし、どうなってるの･･･

目が覚めるとおばあさんがいて、どう言うわけかトナカイが人間の言葉を話している。
ソリへわたしを運ぶとそれは、あの山へ向かっていた。

だめ･･･わたしより早くそこへ行かないといけない人がいるの･･･

しかし寒さで思うように口も体もうごかない。

「ん？何こっち見てんだい。私は医者だよ安心しな」

医師という割にはお酒を飲んでいる。
そういう訳ではないか。

いやそれはどうでもいいんだ。早くナミちゃんを･･･

でもやっぱり口は思うように動かない。
自分が情けなくて、悔しくて。
頬に流れたものさえ垂れる前に凍ってしまう。

「今はゆっくり休みな･･･」

その言葉を聞くと、私は魔法がかかったかのように意識を失ってしまった。

「ドクトリーヌその子の腕、銃弾がかすったような生傷があるよ」

「何か巻き込まれたに違いない。
まァ、あたしらには関係のないことさね」