一味のペット（仮）【ONE PIECE】 (ページ12)

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Episode１２ページ12

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「あの山々はドラムロッキー。
真ん中の一番高い山に城がある。今や王のいない城だ･･･」

「たしかに見える･･･あれが何か？」

「この国の唯一の医者、Dr.くれはがあの城に住んでいる･･･」

「よりによってあんな遠いところに･･･」

ドルトンによると、通信手段もなければ魔女は140近く気まぐれに降りてきては処置の報酬に物を奪っていくのだと言う。

「でも、おばあさんがどうやってあの山から･･･？」

「妙な噂だが･･･月夜の晩に彼女がソリに乗って空を駆け降りてくるところを目撃したという話だ･･･。
それと、奇妙な生き物といたと言う者も」

「ぐあっ！やっぱりか！」とウソップは頭を抱えて怖がり出した。

「おいナミ！ナミ！聞こえるか？」

「で、お前は何をやっとんだー！！」

ルフィがペチペチとナミの頬を軽く叩いて起こした。
キレのいいツッコミも気にせずルフィは続ける。

「あのな山登んねェと医者いねェんだ。山登るぞ」

「･･･ふふ、よろしくっ･･･」

「自分の体調分かってるのか？！」
仲間の心配をよそに2人は登山することを決定した。

「よし、おれも行く！」

サンジが立候補した。

「いいか、お前が一度でも転んだらナミは死んだと思え！」

「一度でもか！？」

「じっとして･･･！ちゃんと縛っておかなくちゃ･･･」

ナミをルフィの背中に縛り付けるビビ。
そこにブルルッとウマ子が顔をすり寄せて来た。

「あなたも行きたいの？でもダメよ、足を怪我したばかりなんだから。たとえかすり傷でもね」

「安心しろウマ子！ナミはおれ達がちゃんと医者のところまで運ぶからよ！な、サンジ」

「たりめェだ」