二話 ページ4
聖書 Doll
九体のうちの一体について、ここに書き込む。
【名前】サクラ
【年齢】13歳
【出身国】日本
【容姿】髪の毛はピンクと青のグラデーション、黄色いワンピースを着ている、体は傷痕などが沢山
【好きなもの】猫
【嫌いなもの】刃物
【過去】包丁やナイフで何回も切り付けられた。それ以来刃物を怖がるようになった
【性格】明るい
【セリフ】ほら、元気だして!笑顔笑顔!!
【一人称】私
【二人称】君
【能力】???
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「貴方は…?」
「私は、ハナ、ここに集められた九体全てに能力が託された、貴方にも、よ、無名009、」
「どうして…私の名前を…?」
「これだよ、ここにみんな、載ってる。」
サクラは紅色の、聖書のような分厚い本を取り出して、気味悪そうに顔を歪めた。
タイトルは、「Doll」
「みんないつの間にか、持ってるの、ここには九体のプロフィールと、ここの簡単はしくみとか、書いてって、でも、【能力】の部分だけ、燃やされた跡があって、見れないの、能力が分かるのは自分のだけ、」
硬いナニカが足元にある気がして、振り向くと、サクラが持っていた、聖書 「Doll」が置かれていた。
リサもいつの間にか、自分のものを手にしていた。
ひらけば、サクラのプロフィールやリサのものも書かれていた。
サクラは日本で生まれた人形なのか、
やはり、能力の部分だけ、燃やされたような跡がある。
「神に誓い、最も神に愛されているのは私なんですもの、信じておりますわ。神は私の声に耳を傾けてくださります。私は、独り、なのですから、」
ハナと名乗ったシスター姿の彼女は十字架を天に掲げて発狂の如く叫んだ。
「ね、ねえ、無名ちゃん…、ここ少し怖いわ…」
「そうですね、私も尋常ではないかと、思います。」
リサは小刻みに震えながら私の腕にしがみついた。
少し、落ち着いてから、聖書を手に、シスター服を着た、ハナという少女のプロフィール部分のページを開いた…、、
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