九話 ページ11
「ねえ、リサ、僕に命令してよ。」
月明かりがぼんやりと照らして、
リーヴァの肌が青白く光った。
「リサは、自分の能力の本当の使い道を、まだ知らないんだね。」
私とサクラを見ると、リーヴァは鼻で笑った。
「こんな小物に、我らの女王を授けるなんて、心配だなァ、」
「いいじゃない、戦いましょう、本当にリサを守れるのは誰か、」
「無名も、一緒に、戦おう」
サクラは此方に微笑みを交わして、戦闘態勢に入った。
リサはどうしていいか分からず、オドオドしていたので、
私が安心して、守るからと、言えば、リサはこくりと頷いてみせた。
「じゃあ、僕から行くね、
超音波のような高い音が聴こえたかと思えば、リーヴァは優々と空中浮遊していたのだ。
そして、もう一度超音波が聴こえると、私達の頭に直接流れ込んできて、立てないくらいに視界が揺らぎ、
足が重くなっていった。
サクラも限界らしく、床に押しつぶされていた。
もしかして、音を操ってる…?
私も、能力を使わないと、守れない────
その時、
廊下からカツカツと歩く音が聴こえて、
私達はリサの部屋から引きずり出された─
真っ赤なドレスがふわりと視界に入って、
「わらわと遊ぼう、小娘たち」
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【名前】リーヴァ
【年齢】14くらい
【出身国】イギリス
【容姿】白に近い金髪で碧と翠のオッドアイ。肩までの髪。童顔で白と金のドレス。
【好きなもの】音楽
【嫌いなもの】爬虫類、火
【過去】暖炉の前で遊ばれて何度も死にかけているため、人一倍(?)火が怖い
【性格】ドS、ツンデレ、寂しがり屋、策略家
【セリフ】どうも。僕はリーヴァだよ。よろしくね。
【一人称】僕
【二人称】君
【能力】???
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