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14-2 ページ5
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《赤の銅線、青の銅線…どっちを切ったらいい？》
男が無線で質問を投げかける
男の前には、時限爆弾があった
《昔住んでたところのゴミの指定袋がね、》
《おいおい、こんな時に一体何の話だい？》
《プラゴミが赤で、燃えるゴミが青だったの
私思ったわ、“逆じゃない？” って
そうよ、赤よ！
普通赤！》
《君を信じるよ》
そう言って、赤い銅線にハサミを伸ばす
後ちょっとで銅線が切れる……と言うところで、右隣から「ﾝﾌﾞﾌｯ」っといううめき声と同時にコーラの缶が目の前を舞った
虎「コーラ飲んでるときはやめろよ！」
階段の前の壁に寄りかかってた先生が「飲むなよ」と冷静にツッコミを入れた
虎「お家映画にはポテチとコーラでしょ！」
五「それはそうね〜」
『必殺手のひら返し…』
五「んじゃ、僕は用事あるので、その調子でがんばってね」
「こんなんで強くなれんの？」と不満そうに言う悠仁に、軽くふふっと笑って階段に向かって歩き出した
五「そうだ
死んでるとき、宿儺と話したかい？」
虎「話？」
五「心臓を治すにあたって、条件とか契約を持ちかけられなかった？」
重い空気の中、悠仁が「あー…」と軽そうな相槌を打った
虎「なんか話した気がするけど、思い出せねんだよな…」
五「そうか…」
それだけ呟いて、「んじゃ、行ってきまーす」とさっきまでの重い空気はどこへやら、いつもの軽い五条先生だった
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作者名：せな | 作成日時：2021年9月5日 23時
