目が覚めたら、“呪い” とやらがいました 2 (ページ4)

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14 呪力出力訓練ページ4

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五「皆僅かな感情の火種から、呪力を捻出する訓練をしてるんだ
　逆に大きく感情が触れたとき、呪力を無駄遣いしないようにね
　訓練方法はいくつかあるけど、2人にはかなりしんどいものをやってもらうよ」

それを聞いた悠仁が「ど、どんな…？」と唾を飲み込んだ

五「映画鑑賞〜」

虎「映画鑑賞？」

『しんどくなくね？』

五「名作からC級ホラー、地雷のフランス映画まで！
　起きてる間はぶっ通しでだ！
　もちろん、ただ見るだけじゃないよ」

「こいつと一緒に見るんだ」と出してきたのは、青いグローブをした熊の人形と、赤いグローブをした白猫の人形

虎「なぁに、このキモ可愛い人形」

「可愛いか？」とガチトーンで呟いたのが聞こえた

五「学長特性の呪骸だよ」

虎「あぁ、やっぱりか！
　趣味が同じ」

『呪骸ってことは、パンダ先輩みたいな？』

前にそんなようなことを言ってたなぁと思いながら聞いたら、「あぁ、Aはもうあったんだっけ」と聞かれた

五「そうそう、パンダも呪骸
　似たような感じだよ」

『なるほど』

渡された白猫の人形を眺めてたら、突然隣で熊が悠仁を殴った

五「その呪骸は一定の呪力を流し続けないと、目を覚まして今みたいに襲ってくるよ
　 Aのも、ほら」

嫌な予感がして顔の前で持ってた猫の人形を顔から離したら、急に目を開けて殴りかかってきた

『呪力流せばいいんか…』

ゆうて私呪力ないからMP流せばいいんですかね？
キャパオーバーでいつか爆睡しそうですけど

五「さっきも言った通り、ここにはいろんな映画が揃ってるから
　ドキドキ、ハラハラ、ワックワク！
　泣けて笑えて胸糞悪くなれる」

胸糞悪くはなりたくねぇな…w

五「まずはその呪骸を起こさず、映画を一本無傷で見通すこと
　これがどんな感情下でも一定の呪力出力を保つ訓練
　多すぎても少なすぎてもダメだよ」

とりあえず、MPを流したら大人しく寝たのでこれで行ってみようと思いました。まる。

五「何から見る？
　これなんてオススメだよ、ヒロインがムカつくんだけど最後派手に死ぬの！」

虎「すんげぇネタバレ」

『すごい嬉しそう…』

虎「そうだな〜、最初はアクショﾝ゛
　んもーー！！！」

五「はい、イライラしても呪力は一定！」

喋ってる最中に熊に顔面殴られてた
どんまい

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