目が覚めたら、“呪い” とやらがいました 2 (ページ2)

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虎「おぉ！！」

『……え？』

五「緑茶(こっち)が呪力で、オレンジジュース(こっち)が術式」

虎「なるほど、わからん」

『はぁ…』

全く理解できてない私を悠仁を見て、「うーん、そうだねぇ…」と悩み出した

五「呪力を電気、術式を家電に例えようか

　電気だけじゃ、ちょっと使い勝手悪いでしょ？
　だから、家電に電気を流して、さまざまな効果を得るわけ

　緑茶(こっち)はただ呪力を打(ぶ)つけただけ
　オレンジジュース(こっち)は呪力を術式に流して、発動させた呪術で捻ったの」

なるほどな…
ゲームで言ったら、MP(呪力)を使って魔法(術式)を発動させる、と

虎「つまり、これからチョベリグな術式を身につけると！」

五「いや、悠仁には呪術は使えないよ」

それを聞いた悠仁が、ガーン！って効果音がつきそうな顔で「えぇ？」と声をひっくり返した

五「簡単な式神とか結界術は別として、基本的に術式は生まれながら体に刻まれているものだ
　だから呪術師の実力は、才能がほぼ8割って感じなんだよね」

『つまり、私も使えないってこと？』

五「そゆこと」

個性みたいなもんか
思ってたよりもわかりやすくて助かる

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