【学園アリス】きっと夢は叶うⅡ (ページ7)

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第47話―協力体制― ページ7

ある寂れた場所へと足を踏み入れると声がどこからか聞こえた

「待っていたよ…アリス学園の諸君」

声の主の姿は見えない

「堕天使を返してもらうよ」

蜜柑「？…堕天使はここにはいない」

「知っているさ！！ハハハハハッ！僕もそこまで間抜けじゃないんでね」

不気味な笑いが危力系を包む

蜜柑「…ぁっ！？まさか学園に！？」

「その通り！！話が少しはわかるじゃないか！…今この場には学園の主戦力が集まっている…いいチャンスだ！」

蜜柑「ちっ！！A、棗、瑠衣、颯はウチと此処を制圧！残りは急いで学園に戻って！！」

危力系を指揮する蜜柑

「そうはさせない」

蜜柑の声のすぐあとに瞬間移動で多くの人が勢い良く流れ込んでくる

蜜柑「はよいけ！」

Aが念力で庄司の周りに帰還組を集めると、庄司は意を決してAに入れられた瞬間移動でその場から去った

「ちっ鼠を逃したか…。だがもう遅いぞ？」

A「まだきっと間に合う！！それに学園には強固な結界が張ってある。どうやって侵入する気なの？」

「内部と外部から力を加えればいい」

棗「内通者か？」

……皆、心当たりがあった
信じたくはないがそうであるとしか思えない

瑠衣「瞬だっけ…？アイツは黒なんじゃないの？」

やはり瑠衣も思っていたようだった

A「かもね…あとは堕天使本人。…梓が引き込まれてなきゃいいけど。怪しいかもね」

内通者の瞬に、堕天使の華奈がこの計画に参加してないなければ良い

それから瞬と関わりがあり、元反学園組織にいた梓が丸め込まれてないか

ただそれだけを皆願うばかりであった

情に付け込まれ、梓が操られる可能性もゼロではない

少なからずその可能性はある

颯「とりあえず今はコッチだ！さっさと片して戻るぞ！」
普段の颯からは想像出来ない焦った声

その言葉を合図に敵を殲滅しにかかった

棗の炎、颯のかまいたち、瑠衣の呪いで大方を蹴散らす

大幅な体力消費を避ける為、気絶で終わらせる

蜜柑やAは声の主を探しながら、気絶しなかった者に攻撃を加え気絶させる

めんどくさくなってきて、敵に腹が立ち始めると体力温存などどうでもよくなったのか殺しも加わってきた

建物の中で声の主を探す

「…探し出せるかな？」

蜜柑「めんどーだな、全く。…あんたに聞きたいことがある。今回の件は堕天使を取り返す事が目的か？」

「ああそうだ。反学園組織が一挙に協力しての一大イベントだ」