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お付き合いをはじめて数ヶ月、
さすような冷たい冬の日に
俺はAさんの家にいた。
「どうぞ」
俺の前に置かれたAさんと色違いのマグカップ。
「どうかな、私あんまり飲まなくって」
Aさんに作ってもらった
はちみつミルク。
あたたかいものでも飲む？ときかれて
じゃあ！と図々しくはちみつミルクをリクエストした。
１口飲めば、そのあたたかさに
さっきまでの寒かった道のりも忘れる。
猫舌らしいAさんは
口をすぼめて、何度もマグカップに息を吹きかける。
白のケーブルニットの袖から少し見える
綺麗な指先とか
ラフにまとめられた髪の毛とか
真っ白で美しいうなじとか……
はぁ、もう
Aさん大好きです。
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作者名：ゆき
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2017年10月22日 0時
