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「そう!君のことを監視させてもらうよ」
監視……?
「バカマリ」
「あっ、違う!おそばにいるだけ!」
まあ、ずっと会ってなかったひとが 急に同じ場所で暮らすってなったら 怪しむのはそりゃそうか……。
「僕たちは いつも風磨くんのそばにいるんだけど、風磨くんが監視しろって……」
「えーっと…… 」
もういいや、スルーしよう。とりあえず怪しまれているのはよくわかった。
「じゃあ、お友達になってくれるの?」
「……友達、って」
「私 妖精のお友達なんてはじめてだよ!」
きょとんとしたままふたり?2匹?とも顔を見合わせる。
「なに企んでるのか知らないけど、風磨くんに 手を出すなら アンタのこと 殺 すからね」
「このぷにぷにのおててでどうやって?」
「……っ、だから触らないでくれる?」
ぺしんと またしっぽで手を叩かれ、 そのままふよふよとどこかへ飛んでいく。
「どこ行くの?」
「アンタと話してたらバカがうつりそうで疲れるから」
このお城に来てかなり頭良くなったとは思うけどなぁ……。
ちょっと大変そうに空を飛ぶショーリ、片方の羽だけ異様に薄いのが気になった。
「ショーリって、実はかなりおじいちゃんだったりする?」
「ううん?Aちゃんより下だよ?」
対して、マリウスの羽はフサフサだし……個体差?でもそんなあからさまに……。
まあ、気にしても仕方ないか。心を閉ざされている限り どうしようもないし。
私はとにかく、長く生きのびられるように過ごすだけだ。
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ゆき(プロフ) - ゆいさん» 中身が実はかなり誤字まみれなのですがそう言って貰えて嬉しいです(TT)これからもいろいろ書いていくのでよろしくお願いします(*ˊˋ*) (2022年6月13日 21時) (レス) id: d091d9d96a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます!ファンタジー要素強めなメルヘン系書くのがだいすきなので、そう言っていただけて嬉しいです(っ´;ω;`с ) (2022年6月13日 21時) (レス) id: d091d9d96a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ミニトマトさん» マイペースな更新ですが、頑張りますのでよろしくお願いします(*´ω`*) (2022年6月13日 21時) (レス) id: d091d9d96a (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ゆきさんのCCの本私も欲しいです〜泣 ゆきさんのお話は全部読みました!全部大好きです! (2022年5月20日 23時) (レス) @page48 id: 69bd512447 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 初めまして。ゆきさんの書かれるメルヘン風磨が大好きで何度も読み返しちゃいます!また楽しみにしております✨ (2022年4月30日 11時) (レス) id: b466031afb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2021年12月16日 21時