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「ごめんなさい……見苦しいものを見せてしまって、ショーリが……ショーリが、」
「のぼせたの?」
「責任を取って 元気な姿にできたらお返しします……あの、かわりというか……交換というか……」



このお城に来てからずっと、一緒の部屋で寝ていた マリウスを引き渡す。……どっちも 風磨さまがご主人だけれど。




「お前もそっちがいいならいればいいよ」
「もう風磨くんてば、ひとりじゃ眠れないくせに〜」



意味深な言葉を残したまま
重々しく扉が閉じられた。


……意外と寂しがり屋?


念願の、ショーリを抱っこできたけど
喜んでる場合じゃない。

明日参加するお茶会に妖精は連れて行けないっていうし……心配。

……はやめに帰れたらいいなぁ。



















ふと 枕元に置かれていた 身に覚えのない
ハンドクリームが目に入る。


……だれかの忘れ物?
ここに置いたままでもいいのかなぁ……?明日誰かに聞いてみよう。


そう思いながらも すぐに眠りについた。






「おやすみ ショーリ」























夜中に目が覚めると
横にショーリの姿はなくて

バルコニーに男の人がひとり。
……だれ?


心配になるくらい 華奢な体、
じっと遠くの何かを見つめていた。

不法侵入……? カギはかけたはずなのに。


危ない人なら、誰か呼ばなきゃ……というか、逃げなきゃ。 わかってるのに……。


振り向いた時 目が合ったような気がしたけど
睡魔には勝てなくてまた目を閉じた。





朝に目を覚ましたときは 眠る前と変わらずショーリが丸くなっていたから 安心した。

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ゆき(プロフ) - ゆいさん» 中身が実はかなり誤字まみれなのですがそう言って貰えて嬉しいです(TT)これからもいろいろ書いていくのでよろしくお願いします(*ˊˋ*) (2022年6月13日 21時) (レス) id: d091d9d96a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - あやさん» コメントありがとうございます!ファンタジー要素強めなメルヘン系書くのがだいすきなので、そう言っていただけて嬉しいです(っ´;ω;`с ) (2022年6月13日 21時) (レス) id: d091d9d96a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ミニトマトさん» マイペースな更新ですが、頑張りますのでよろしくお願いします(*´ω`*) (2022年6月13日 21時) (レス) id: d091d9d96a (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ゆきさんのCCの本私も欲しいです〜泣 ゆきさんのお話は全部読みました!全部大好きです! (2022年5月20日 23時) (レス) @page48 id: 69bd512447 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 初めまして。ゆきさんの書かれるメルヘン風磨が大好きで何度も読み返しちゃいます!また楽しみにしております✨ (2022年4月30日 11時) (レス) id: b466031afb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆき | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2021年12月16日 21時

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