９ �� 殺り合い ページ23
ｂｙA
A「スガさん、おはようございます。」
昨日、ノヤに見られたにも関わらず、私はまた学校へ足を踏み入れていた。
菅原「おはよう、名前ちゃん。」
向けられた笑顔に違和感。
A「…あの、スガさん。どうか、しましたか…?」
菅原「……えっと。
じゃあ単刀直入に聞くけど、さ。
名前ちゃんって、___吸血鬼、なの？」
怖かったスガさんの目が、殺気を放つ。
A｢スガさ―｣
月島｢おはようございます｣
菅原｢おう！はよ月島!!｣
いつもの笑顔にふっと戻るスガさん。
この人、すごい。
強い。
殺気を人に悟られないという、とんでもない技術。
菅原｢じゃあな月島ー―――｣
＜シュッ＞
私は反射的に反ってソレを避けた。
A｢!!｣
私の目の前のスガさんの手に握られているのは、小さなナイフ。
………み、…見えなかった…。
菅原｢ﾁｯ…外したか｣
A｢っ…｣
危険を予知して、勝手に後退りする私の足。
菅原｢逃げられると思うなよ、吸血鬼｣
A｢…!!｣
＜プルルルル…＞
A｢及川っ…!!｣
お願い、出て。
及川『は〜いm』
A｢今すぐ烏野周辺に吸血鬼集めて来て!!｣
＜ブツッ＞
菅原｢仲間を呼んだか…。でも遅い。さよなら、A｣
A｢悪いですけど。私だってね、殺られるわけにはいかないんですよ？弟も居るし、知り合いも居るし、やり残したコトいっぱいあるし。スガさんが過去に何があったかとか、そんなの一ミリも知らないしけど。どんな都合があろうと、私はまだ死ぬわけにはいかないんで｣
及川｢来たよ、Aちゃん♪あれ、ベテランハンターって爽やか君なの？｣
何か異様に速くね？っていうツッコミは飲み込んでおこう。
ていうかデジャヴ。
何なの、ストーキングでもされてるんですか、私。
岩泉｢５人くらい居るんだし、何人か死ぬかもしんねーけどまぁ大丈夫だろ｣
二口｢そのときはそのとき。今は今｣
A｢にろちゃん良いこと言うじゃん｣
国見｢余所見しないでください｣
月島｢死んでも知りませんよ｣
A｢皆、死なないでよ｣
及川｢大丈夫だよ、そんなに簡単に死ぬ程ヤワじゃないから｣
A｢行きますよスガさん｣
私は二刀流。
及川は走り去って。
岩ちゃんは拳銃。
国見ちゃんは日本刀。
月島は弓矢を構え。
二口はハンマー。
菅原｢さぁ、命懸けのゲームの始まりだ｣―――――――――――
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天。 - あ、ありがとうございます！！褒められたのは初めてで……。とっても嬉しいです！ (2017年1月26日 6時) (
レス) id: 36a48fe0d2 (このIDを非表示/違反報告)
ねこのしっぽ - 初めまして、ねこのしっぽです。吸血鬼の話、好きなのでよく(？)読んでるんですが、主人公が吸血鬼の話は読んだことないので、すごくおもしろいです！あと、クロ、ハンターだったんですね(笑)スガさんも(笑) (2016年11月23日 21時) (レス) id: 1bdfc3acd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏。 | 作成日時：2015年5月4日 16時
