13話 ページ14
「綺麗…。」
「そうね。…ねぇA?あなた、四皇と一緒にいたって…本当?」
海の中の景色に見とれていると、ロビンがAに聞いた。
それにはみんな反応し、ルフィだけが驚いていた。
「そうよ!赤髪のシャンクスと頂上戦争に現れたって聞いて…ビックリしたんだから!」
「ええー!?お前!シャンクスと一緒にいたのか!?」
新聞に載った筈なのにルフィは知らないようだ。
「クマに飛ばされたのシャンクスの船だった。それに戦争は私がエースを助けたいって言ったから…シャンクスには2度も助けられた。」
「2度も??」
懐かしむ様に話すと、サンジが聞いた。
「…まだルフィと会う前、私は10歳にして…殺ししか知らないガキだった。」
静かな船に…Aの声が響く。
「そして島にきたシャンクスを始末しろと言われて、殺そうとしたのに…殺せなかった。」
「殺せなかった?」
疑問に思ったロビンは、すかさずAに聞いた。
「初めてだった。…今から死ぬのに、あの人は太陽の様に笑ったの。」
そして…
「私に温もりを与えてくれた人。…みんな私を恐れるのに、あの人は普通に接してくれた。シャンクスは…この新世界の海でお前を待つと、そう言って島を去った。それだけよ。」
「そんな事が…」
「うう…泣けるぜぇ…」
「ヨホホホ…Aさんも色々あったんですね!」
静かに聞いていた仲間たちだが、泣くほど感動したらしい。
ゾロは寝てるが。
「ねぇA!Aって東の海出身じゃなかった?」
「確かに…この新世界の海って事は新世界にいた事になる。」
ナミとウソップの言葉に、Aは表情を曇らせた。
「さあね。…ま、過去は関係ないでしょ。今を楽しめばそれでいい。」
「それもそうね!!」
「てことで私は寝る。」
「寝るのかよ!!」
チョッパーに突っ込まれるが、Aは無視してゾロの肩に寄りかかって目を閉じた。
(おいおい…俺に寄り掛かるのかよ…!まぁ…この方がいいか。)
ゾロは話を聞いていて、タイミングを伺っていたがAがきて寝てしまった為、動けなくなったのだった。
ちなみにAさんは1度寝ると起きません。
殺気を向ければ起きるとか…。
そして話は飛んで(この小説の特権←)
魚人島のお話に移るのだった。
最近寝ても1時間で目ざめる…( ˙-˙ )
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作者名:ユキユキ | 作成日時:2017年5月21日 1時