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「嫉妬なんてしてないですよ、しても意味ないし。」
『えー、嫉妬してよ。』
「やっぱり結構遊ぶんですね。」
『Aちゃん、こわーい。』
そう言って笑うと、海さんが顔を近づけて囁く。
『こう見えて、結構一途。』
「嘘だ。」
恥ずかしさを顔に出さないように。
気をつけながら。
嘘じゃないよーと、海さんが私の髪をくるくると指で巻いて遊ぶ。
「やめて下さいよ。」
『ここ色抜けてるよ?』
私の声を無視して、海さんが言った。
『自分で染めてるの?』
「仕送りなしの大学生の身なのでお金ないんです。」
そう言うと、海さんが私の肩を掴んだ。
「え、」
『俺が染めてあげようか?』
「いや、いいですいいです。」
『俺うまいから!』
海さんのペースに巻き込まれてばっかり。
楽しい、と思う自分がいて。
もうこのペースから抜け出せないだろうな。
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凛音 - とっても面白いです!更新お願いします! (2018年2月12日 15時) (レス) id: 9e4cd9a364 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー - 面白いです!頑張ってください! (2017年10月23日 11時) (レス) id: 7809a2007e (このIDを非表示/違反報告)
Horry(プロフ) - OGW0219Pさん» ダイレクトに笑 嬉しい!ありがとうございます! (2017年10月10日 21時) (レス) id: 8bdb172de6 (このIDを非表示/違反報告)
OGW0219P(プロフ) - 好きです!!!!!!!! (2017年10月10日 20時) (レス) id: 9454d02d4c (このIDを非表示/違反報告)
ネオンガール - 読んだよ〜!続きが楽しみ♪ (2017年7月15日 21時) (レス) id: eac264aa47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Horry | 作成日時:2017年7月9日 0時