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#12鎌 ページ12
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「君は?」
そらるの目線の先には、人当たりのよさそうな女の子。
聞かれて少しはにかんだ。普通に可愛いなうらやま。
「天月君と同じく、今年度の新入社員の永倉です。私は仕事はそらるさんに習え、と言われました」
そう言うと私とそらるを交互にみて微笑む。
……かか可愛いですね。
「至らぬ点もあると思いますが、少しでも早くこの仕事に慣れるよう努力します。
そらるさん、Aさん、よろしくお願いします」
ぺこっとお辞儀をした永倉さん。
『お、おう』とテンパって女子らしい声が出ない私に対し、「よろしく、二人とも」と言って笑顔をなげかけたそらる。
何故!?何故に余裕!?
おそらくひどい顔をしている私にそらるは爆笑。彼をにらむと天月君が苦笑いし、永倉さんに心配され、やっとこさ自分のデスクに座った。
ベテラン黒猫が足元にきてニャーと鳴いたので、顎をなでる。
そらるのニヤついた顔を思い出してむしゃくしゃする。まぁ取りあえず、良い子そうな二人で良かった。
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作者名:まんぼうコロッケ | 作成日時:2018年8月15日 19時