検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:79,731 hit

#12鎌 ページ12




「君は?」

そらるの目線の先には、人当たりのよさそうな女の子。

聞かれて少しはにかんだ。普通に可愛いなうらやま。

「天月君と同じく、今年度の新入社員の永倉です。私は仕事はそらるさんに習え、と言われました」

そう言うと私とそらるを交互にみて微笑む。

……かか可愛いですね。

「至らぬ点もあると思いますが、少しでも早くこの仕事に慣れるよう努力します。

 そらるさん、Aさん、よろしくお願いします」

ぺこっとお辞儀をした永倉さん。

『お、おう』とテンパって女子らしい声が出ない私に対し、「よろしく、二人とも」と言って笑顔をなげかけたそらる。

何故!?何故に余裕!?

おそらくひどい顔をしている私にそらるは爆笑。彼をにらむと天月君が苦笑いし、永倉さんに心配され、やっとこさ自分のデスクに座った。

ベテラン黒猫が足元にきてニャーと鳴いたので、顎をなでる。


そらるのニヤついた顔を思い出してむしゃくしゃする。まぁ取りあえず、良い子そうな二人で良かった。

#13鎌→←#11鎌



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (148 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
400人がお気に入り
設定タグ:まふまふ , そらる , 歌い手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まんぼうコロッケ | 作成日時:2018年8月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。