脱出不可能

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彼の行動はどんどんおかしくなっていった




私の携帯を奪い取り、家の鍵も取られた





彼が怖くなって逃げ出した時は、何度も殴られた




逃げる度に捕まっては殴られるの繰り返し




おかげで体はボロボロ




テヒョンにおかされたあの日から、私の体は




もう汚れてしまった




傷を見ていられなくて鏡を見るのが怖くなった




どんなにひどいことをされても嫌いにはなれない。そんな自分に腹が立った



それでも本当に怖くてまた逃げ出した



そして捕まって、ついにテヒョンは




私を家に閉じ込めた




自分の家なのに鎖、手錠、足枷を付けられる毎日




みんなに会わせるなんて、当然許してくれない



『逃げないから』



そう言っても彼は




TH『ダメ！そう言って逃げちゃうでしょ？』




必ずそう言ってた



大好きだった笑顔も、二人肩を並べて街で手を繋いだ時も、キスをしただけで顔を赤くし合ったあの時も、全部全部消えてしまった



今のテヒョンには何を言っても変わらない




目をそっと開ける




今までのことを思い返した今、また
昔のテヒョンに戻ってくれないかと願う




気づけば頬に涙が流れていた




昔のテヒョンが恋しくて




涙が止まらない




そんな時に帰ってきた彼




TH『A？！どこか痛いの？』




泣いている私を見て驚いてる




目の前にいるのは確かにテヒョン本人なのに




すっかり変わってしまったテヒョンを見ると




思うんだ




昔の彼はもう死んじゃったの？って

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