第１６話 ページ18
シュッと風を裂く音がした。
鋭い痛みがするだろうと覚悟していた。
……何も感じない…？
固く瞑っていた目をゆっくり開いてレン君がいた場所を見た。
レン「何で…何で…」
またレン君から一筋雫が溢れた。
レン「…ひっく…Aを…傷つけるなんてっ…できないよ…っ…」
A「レン、君…」
気が付いたらレン君を抱きしめていた。
A「ごめっ…ごめん、ね…！」
それからどのくらいの時間が経っただろう。
二人とも泣き止んだ時にはお互いに目を腫らし頬を濡らし髪もぐしゃぐしゃで服もところどころに水玉を描いていた。
A「…私達…ボロボロだね…」
レン「そ、だね…」
もうきっと戻ることはできないのだろう
レン「あの…さ」
叶うのならそれから先は言わないで欲しい。
レン「こんなことした後であれなんだけど…」
やめて。言わないで。
レン「僕と…付き合って欲しい…」
あーあ。
呪縛にかかってしまった。
A「…私で良ければ…」
そう言い私は微笑んだ。
レン「ほ、本当！？…良かった…」
そっと抱きしめられた。壊れ物を扱うかのように。幼子を抱くかのように。そっと。
レン「…はぁ…Aが此処にいる…僕の手の届くところに…もし断られたらどうしようかと思った…きっと拒まれても泣き叫ばれてでも此処にずっと、ずうっと閉じ込めて永遠に愛を囁いただろうなぁ…」
レン「ふふっ…これからはずっと一緒だね…四六時中一緒。24時間一緒。86400秒一緒。…はぁ…考えただけでも顔が緩みそうだよ…君の全部が僕のものになるなんて…幸せ…Aは絶対他の奴に触らせない。僕だけが触れることを許されたんだ…当たり前だよね…」
そう淡々と語り続けているレン君の薔薇の香りに包まれながら深い眠りに落ちた。
＊夜藍ルーム＊
疲れた。疲れた。腰痛ェ…
テスト期間とか‹‹(^o^ )/›› ‹‹( ^)/›› ‹‹( ^o^)/››ｵﾜﾀｰﾝ
続く (更新停止中)
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鏡音マイ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年1月27日 11時) (
レス) id: 8faab6ff5b (このIDを非表示/違反報告)
結生(プロフ) - アヤさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません。これからもゆるゆると更新していく予定ですのでよろしくお願いします^ ^ (2014年10月6日 20時) (レス) id: 2cd32b18d3 (このIDを非表示/違反報告)
結生(プロフ) - DORAGON*Rさん» 返信遅くなってしまい申し訳ありません。二人共進学してから時間がなく…(( 誤字報告ありがとうございます！直すように言っておきますね^ ^ (2014年10月6日 20時) (レス) id: 2cd32b18d3 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - すごく面白いです！！続き待ってますね〜♪頑張ってください！！ (2014年8月26日 23時) (レス) id: 77cdf2dfc4 (このIDを非表示/違反報告)
DORAGON*R - めちゃ×２おもしろいです!!こーゆーの大好きなんです。あ、えっと、あの〜、おかしい部分が…。第8話で、「あのハッとした表情はすごがったなぁ…」 になってますです、はい。 わざとでしたらすみません。続きも頑張って下さい!! (2014年8月15日 14時) (レス) id: 2f78ebef6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜藍、零 x他1人 | 作成日時：2013年6月18日 21時
