黒い血に染まる薔薇の秘密【ヤンデレン】

第１５話 ページ17

私が…私が…わ、たし…が…
こんなにもレン君を追いつめて…

何故…何故何故何故何故何故何故何故。
私は…ただ…

未だにレン君は泣いている。

私が泣きたいよ。

するとレン君がスッと立ち上がり。
私を見下すようにこう言った。

レン「もう…さ。Aが僕のものにならないくらいならさ。Aなんて消えちゃえばいいと思うんだ…

だからさ。

僕と一緒に堕ちようよ。」

その瞳に生気はない。感情もない。まるで目のところに青い宝石を埋められた人形のようだ。こいつは危険だ。逃げろ。逃げろ。逃げろ！

一気に脳内に溢れ出す。

もう何が正しいのかわからない。

この人が言ってる意味さえわからない。

でも。

私は見てしまった。

この人の右手に光るもの。

それを見た瞬間の私はどんな表情をしていたのだろう。

青ざめていたのだろうか。

無表情だったのだろうか。

呆然としていただろうか。


レン「ははっ…A、愛してる…」

私に向かって振り上げられたソレ。

嗚呼。

このままこの人に…人生を奪われるのだろうか。

そんなの嫌だ。嫌だ。嫌っ…嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌。

でも足がすくんでいて動けない。

震えが止まらない。

最後の乞いとして。

一筋。雫が流れた。


＊夜藍ルーム＊
名前変えすぎな元結生です←←
今回主人公が荒ぶってる？
気のせい気のせい((
次は零に託したいなー(真顔)

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