第2枚目 ページ4
新入りくんの名前は中島敦。
能力名「月下獣」
偽爆弾を用いった入社試験は見てて面白いほどうまくいき、笑いをこらえるのが大変だった←
でも、中々見込みのある人材を見つけたもんやな。
いい騙し相手になりそう←
ところで私達は今、探偵社の下にある喫茶「うずまき」に来ている。
「す、す、すンませんでしたッ!!試験のためとはいえ、随分と生意気なことを……僕の名前は谷崎潤一郎。探偵社で助手のような仕事をしています。」
「いえいえ、お気になさらずに…」
「ソンでこっちが「妹のナオミですわ!!」
「きょ、兄弟ですか?そのわりには、髪や顔が似てないような……」
「あら、お疑い?勿論血の繋がった実の兄弟ですわ。と・く・に、この辺なんか本当そーっくり☆」
「こいつらに関しては深く追求するな。」
「うちは新美A(´〜`)モグモグ一応太宰とかの上司だよ〜(´〜`)モグモグ」
「そうなんですか!!・・・えっと、さっきから何を食べてるんですか?」
「んむ?わらび餅。ここのめっちゃおいしいねんで!今度敦も食べてみい」
てか太宰が国木田に絞められとるんやけど←
「あ、そう言えば、お二人は、探偵社に入る前は何をしていたんですか?」
「当ててごらん?なにね、定番のゲームなのだよ。新入りは先輩の前の職業を当てるのさ。探偵修行の一貫でもある。」
「谷崎さんとナオミさんは・・学生さん?」
「おー、当たった!すごーい」
「どうしてお分かりに??」
「ナオミさんはバイトだって聞いてたし、制服姿からして、現役の学生さんかなって…谷崎さんの方は、年が近そうだし……勘です。」
勘なのか←
「正直で宜しい。じゃあ国木田君は?」
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なんだかんだあって今、敦は目の色を変えて太宰の前職を当てるのに必死や。
そりゃせやろな。誰も“元ポートマフィア”なんて分からんやろ。
prrrrrrrrr
「はい、谷崎です。…はい、はい……分かりました。」
プツッ
「依頼か?」
「はい。依頼人の方は、既に事務所の方に……」
「さあ、仕事の時間だ。私の過去の職業当てゲームは、また次の機会に。」
「初仕事やで、張り切れよ。敦。」
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作者名:水南まや | 作成日時:2018年11月20日 17時