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第12枚目 ページ15

うちは、代々ポートマフィアに就いている関西家系の二人の間に産まれた。

最初は、良かった。
親の職業については多少驚いたものの、人並みの愛情は受けていたし、3つ下の中也と太宰、3つ上の姐さんも居たから。

だけど、私が5歳の時のある日のこと。

『おかあさん!みてや〜!』
『ん〜?どうしたん〜?』
『えいっ!』

ボンッ

その時、うちの母親の前に現れたのはもう一人の自分の姿(・・・・・・・・・)やった。

『ちょっと貴方!!Aが!!異能力!!』
『なんやて!?』

ボンッ

『えへへ…』
『良かったなぁA!!』

この時は両親共々泣いて喜んでくれた。


そこからやった。全ての歯車が狂い始めたのは。

それからうちは、両親に訓練を受け、2年後の7歳の頃にはもう異能力を使いこなし始めていた。


『ね!あそぼーや!!』
構成員『お、良いよ〜!』
『やった!勝った!』
構成員『つ、強すぎる…まさかお前が噂の…狐神か』

それからどんどん強くなると、11歳の頃にはポートマフィアの全員から『狐神様』と呼ばれるようになっていた。


幼馴染みの中也や太宰、姐さん迄もがそうやって呼び出したから、一寸…いや、かなり嫌になった。


そんな途方に暮れるような、ある日。

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設定タグ:文スト , 新美南吉 , 探偵社   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:水南まや | 作成日時:2018年11月20日 17時

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