子育てしましょう！【歌い手】

38　泣く ページ40

天月に皆を起こしに行ってもらい全員が席に着いた

ス「んじゃ、行ってきまーす」

スズムが大学に行く。私の家の玄関から

今更ながら、なぜ私の家に全員分の靴があるのだろうか

ろ「いってらっしゃーい！！！！！」

ろんちゃんは元気

おかげで何を考えてたか忘れたわ

あ「じゃあ、食べよっか！！」

96「ねぇー、てんちょーは？」

イラッ

あ、思い出したわ

あ「あんな奴ほっとけはいいよ。」

自分の声とは思えない低い声が出た

96「ヒッ ごめ、ごめんなさいうぅ」

ま「ふぇ、うわぁぁぁぁあん！！！お姉ちゃん、こわいよぉぉぉお！！！！」

まふ君の泣き声で我に返った

私、さっきなにやった？

あ「ま、まふ君96ちゃん、ごめんね？店長、まだ寝てるんだ。」

2人の頭を撫でようとした

でも、触れる直前で明らかに怯えている顔とビクッと肩を揺らしているのが分かった

怖がらせてしまった

頭がフリーズする

この先、どうしたらいいか分からない

あ「ごめん、頭整理してくる。そらる、しばらくお願い。」

早足で自分の部屋へ行く

扉を閉め、鍵もかける

扉によりかかりズルズルと座る

あ「私、何やってるんだろう。皆を怖がらせて。合わせる顔がないよ」

気づけば、顔を水がつたう

閉めきった空間に鼻をすする音と小さく嗚咽が響く


少しするとノックの音がした

そらるだったらどうしようと恐怖が湧きあがる

絶対に怒られる

開けたくない

でも、開けないと一生このままな気がした

がちゃ

意を決して開けるとそこには子供になった奴とよく知るあいつがいた。

39　慰め→←続き　クリスマスといえば？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す