ここの軽音部は「MTK」*天てれ STORY④ (ページ8)

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９６＿③ ページ8

彩side

1時間目を過ぎて今は休み時間。

それでも全然千帆と樹音のくる様子がない。

ねぇ、これって・・・

彩「ヤバい状況だよね?」

あかり「うんうん...」

裕太「ていうか、電話もつながんないよ?」

気づいたら裕太が携帯片手にいろいろかけていて...

そっか、焦っててわかんなかったけど電話あるんだよね笑。

彩「あーあ... 手洗いに行ってくるね。」

何か私落ち着けないかも・・・

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「あの... 佐藤さん??」

え...？

彩「どちら様? 見かけない顔だけど...」

「私となりのクラスの相原ですけど、

お話大丈夫ですか??」

これって・・・もしかして・・・！！

彩「あ、入部希望なら間に合ってるn...」

「違います！

私、今朝...藤井さんと川崎さんを見たんです！！」

は・・・？

彩「え、あ、もう一度...」「藤井さんと川崎さんを見たんです！！」

彩「そっ、それ本当！！

とりあえず...こっちきてくれない？」

千帆と樹音を見たって...

どういうことだろ!?

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羅夢「なるほど...それで見たってわけかー」

相原さんを部室のイスに座らせて、

MTKのメンバーで取り囲んだんだけど・・・

「は...い......」

確かにこれはある意味緊張するよね笑。

彩「緊張しなくていいよ?

というより、もうすぐ休み時間終わっちゃうけど...」

拓巳「そんなの決まってんじゃん！！」

いきなり拓巳が立ち上がって、

私たちに向かって笑顔で言った。

拓巳「今日は学校をさぼる！

そして、今から助けに行く！！」

あ・・・

やっぱり・・・拓巳の千帆さんLoveOnly発動なう・・・・・・

羅夢「さっ、さぼるの!?」

裕太「言うとは思ったけど...」聖夜「マジでか...」

私ら(彩、一磨、あかり、拓巳のおバカ組w)とは違って、

3人は頭もいいし先生からの信頼があついもんね～。

羅夢「まぁ、2人のためか。仕方ないね?」

何とか３人も許してくれて、

チャイムがなる前に私たちは一磨に教えてもらった裏口から出た。
(一磨はサボりの常習犯です笑)

相原さんはというと、

私たちに地図をくれて学校に残ってもらった。

彩「ねぇ、裕太?

私に2人を助けられるのかな...

先輩って聞くと何か不安で...」

裕太「気にすることないよ?

とはいえ、彩も十分狙われやすいから気をつけて。

まぁ、いざとなったら絶対助けるから。」

そう言って歩き出す彼の手を、

私はそっと握りしめていました。