ここの軽音部は「MTK」*天てれ STORY④ (ページ21)

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１０９＿絆はここで証明されるページ21

彩side

じゃあ、いくよ！

３、２、１、

Go！

彩「みんなこんにちはー！

MTKの体育館大晦日特別LIVEにきてくれてどうもありがとう」

羅夢「私たちも本当に楽しみにしてました

今回のLIVEのテーマは”絆”です

いろいろあった1年の思いがすっごくこもっていることを、

今日のLIVEで証明させてみせます！」

裕太「それでは、聞いて下さい

Bound, Go Ahead！」

・

裕太「バウンドして行くよ」

彩「グラウンドのボールのように」

羅夢「弾んで」彩「落ちて」

羅夢.彩「「また跳んで」」

一磨「トラックはみ出して」

羅夢「思い切りはばたいたら」

彩「辿り着く場所」

彩.裕太「「見える景色はどんなだろう」」

～～ ※ごめんなさい、今からいろいろと省略しまくってます笑

羅夢「太陽より眩しい花」

裕太「写真に撮れない風」

「何かさ、

今日のMTK私好きかも...」

「私も、みんなの絆がちょっとわかるかも。

すごいね！」

一磨「絵の具じゃ出せない色」

彩「全部全部確かめたい」

「見直しちゃったな...」「うん」

彩「Go Ahead! Go Ahead!」

羅夢「Promise...

We'll Bound, Go Ahead！」

今日のLIVEはMTKの絆が深まったというより、

お客さんとMTKの絆が深まった気がする。

これまでボーカルの歌声にひかれてた人が、
ボーカルを支える楽器の魅力に気づいてくれて。

男子メンバーが好きで女子メンバーに妬いていた女の子が、
私たちのことも認めてくれて。

私の作詞した歌詞にも、
たくさんの人が共感してくれて。

彩「こんなに胸が熱くなったLIVEは、初めてかも」

・

あかり「みなさん今日はありがとうございました！」

聖夜「それではまた次は来年、

これからも僕たちMTKをよろしくお願いします」

来年ももっともっと、
私たちの"音楽"を知ってもらおう

彩「みんな、大好きだよー！！」

体育館でこうやって叫んだのは、

私たちにたくさんのものをくれるファンの人への気持ち。

そして、メンバーにもね本当に感謝してますっ！

羅夢「Bound, Go Ahead！をまた思い出して、元気をだしてほしいです！

それで、今日は本当にありがとうございましたー！」

幕が閉じるその少し前の、

見に来てくれたみんなの顔がとっても幸せだった。