【テニプリ】木更津3兄妹

7疑問 ページ8

(小野寺side)

小「ふむ、決めた様だね。分かった、君に六角中学校男子テニス部に入部する許可を与える。ただし結果を残さないとこの話は取り消しになるからね。うん、健闘を祈るよ。」

小野寺が電話をきると田坂がやってきた。

田「小野寺さん、今のは木更津さんですね。」

小「そうだよ、男子テニス部に入ることを決心したそうだよ。」

田「私はまだ納得できません。どうして女子の木更津さんが男子テニス部に入部することを許可したんですか？」

小「それはな、もちろん実力もそうだが今まで見てきて彼女のテニスに対する情熱が伝わってきたからだよ。そして、それを引き出せるのは今のところ六角中テニス部の彼らだけ。ということだよ。」

田「……それでも彼女がそこまで強いかと言うと、全国区の中学生には勝てないでしょう。」

小「まずはレギュラー入り出来るかどうかだよ、そこでダメだったらお終い。でも、だからこそ彼女は強くなれる、秘めたる力をうまく使えれば全国区相手でも互角かそれ以上に強くなるだろう。それが私の考えだ。」

小野寺はそう力強く言った。

田「…そこまで言うなら分かりました。私も黙って見ていましょう。」

そう言うと田坂は部屋から出て行った。

先ほどまでピリピリした空気に覆われていた部屋は静かな空気に包まれまたいつも通りの日が過ぎていった。

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