3入学式 ページ4
(貴方side)
先「入学生代表、葵剣太郎。」
葵「は、はい!」
入学式が始まって何十分たっただろうか?
確かに入学は楽しみにしていたけど入学式は正直めんどう…
(…みんなもそうじゃない?)
眠いし座ってるのきついし、外で遊びたい…
葵「暖かな春の日差しを受け僕たちは六角中学校に入学しました。……」
剣太郎の言葉も半分以上頭に入ってこない。
それからずっとぼーっとしているともう閉式の言葉が言われていた。
先「これで第○回六角中学校入学式を終わります。礼。
それでは皆さんは各教室に戻って下さい。」
入学式が終わると真っ先に剣太郎がとんでくる。
葵「ふー、緊張したよ。」
貴「なかなかよかったよ。」
…聞いてなかったとは言えない、なぜなら剣太郎は傷つきやすいから。
葵「えー、本当。どこが良かった?」
貴「えっ、それは…(まずいっ)」
まさにピンチ到来!と思ってたらこのピンチを救ってくれる救世主が現れた。
黒「なんつーかな、心がこもってたよな。」
佐「そうだね、よかったよ。」
後ろから兄さんが囁いてきた。
亮「Aの事だから聞いてなかったんでしょ。」
貴「ま、まあね…助かったよ。」
この会話は剣太郎には聞こえてなかったようで。
葵「バネさん、みんな!会いたかったよー。
最近は会えなくて寂しかったんだよ。」
黒「俺達もだぞ、剣太郎。」
葵「またみんなとテニスいっぱいしていい?」
樹「もちろんなのね。」
天「剣太郎には負けんたろう…ぷっ」
余りにも寒過ぎるダジャレだ。
佐(どうしてくれるんだい、この空気。)
これこそバネさんがいなかった時かツッコめなかった時に起こる「氷河期化」
普段はともかく今はまずい、あまりの凄まじさに体育館中が凍り付いたかのように思えた。
樹「と、とにかく中学校は楽しいのね、文化祭とか剣太郎が行ってたようにテニスも部活でたくさんできるのね。」
貴「部活、か」
小さくつぶやいた言葉は誰にも聞こえなかった。
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たった1人をのぞいて……
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ミラ(プロフ) - ありがとうございます!遅い更新になりますがよろしくお願いします (2016年9月28日 8時) (レス) id: 4933a87b12 (このIDを非表示/違反報告)
みずは - こんにちはー!木更津兄弟大好きなので嬉しいです!更新続けるのは大変かと思いますが、頑張って下さい-! (2016年9月16日 18時) (レス) id: 8f54e7cb26 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - ありがとー!まだまだ行くぞー(どこにだろう…) (2014年11月21日 20時) (レス) id: 48f7d1f466 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ(プロフ) - 1日遅れだけど、木更津兄弟ハッピーバースデー^_^番外編も本編も楽しみにしてます!頑張れp(^_^)q (2014年11月21日 17時) (レス) id: 5011177ca8 (このIDを非表示/違反報告)
雨依(プロフ) - ミラさん» おお……う。笑 頑張るよー!ありがと! (2014年11月15日 17時) (レス) id: 1ccab40b0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミラ | 作成日時:2014年3月6日 23時