プロローグ ページ2
"ま、マミさん？ねぇ、マミさんはどこ？"
"彼女は、死んだわ"
"ほむら、ちゃん？嘘だよ。だってマミさんは、いつも私たちを守ってくれたベテランだよ？"
"お願いだから、あなたまで壊れないで。お願い"
"っ、だって、だっ、て"
1人
"さやか、さやか！なんで、なんでこんなことに…"
"お前もわかってるだろ。アイツは、アイツは穢れを溜めすぎたんだ。だから…"
"……魔女になった、？もう嫌だよ。友達を失うの"
"ねぇ、あたしから提案があるんだけどさ"
"なに？杏子"
"さやかを、取り戻さねぇか？もしかしたら、人間の気持ちを取り戻せば、あいつ、ひょこっと人間になるかもしんねぇだろ？"
"できる、かな?"
"んなもんやってみねぇとわかんないさ。でも、やる価値はある"
"ごめん。灯。あたし、さやかのとこ行ってくる。"
"嫌だ。嫌だよ！待ってよ杏子！置いていかないでよ！"
2人、3人
"ま、どか？ほむら？"
"なんで、わたしにも出来ること、あったはずなのに…なんで2人で？あれは、2人でなんて倒せないこと、分かってた癖に"
"もう、失いたく、ないよ"
4人、5人
"ただいま帰りました"
"……無個性は帰ってくんなって、いつも言ってるの聞こえないの？あんたなんか、世の中のクズなんだから"
"ごめんなさい、母さん"
この世界は、絶望に溢れている
『ねぇ、インキュベーター』
そう声をかける
キ「いい加減、その言い方はやめてくれないかな？で、なんだい？」
展望台の階段を上りながら
『私、ここ離れる』
そういうと、アイツは驚いたような声を出した
キ「どうして？」
最上階について、ちょっと前の彼女達を思い出す
『辛いから。そういえば、なんだっけ。ゆうえい？高校のあたり、あそこはいないよね』
と問いかける
キ「うん。そうみたいだね。あそこは誰のものでもないよ。キミの縄張りにでもする気かい？」
縄張り、か
杏子みたいに、誰もそこには寄せ付けないで、1人で守るのも、ありかもしれないなぁ
『それも、いいかもね』
そう言って私は空を眺めた
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yukasun(プロフ) - 月夜 黒輝さん» コメント、ありがとうございます！本当に全然更新とかできなくて申し訳ないですが、頑張ります！ (2019年5月4日 23時) (
レス) id: 7e91b7ec27 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 黒輝(プロフ) - 凄くいいです！主人公が自分の言いたいことを言ってくれる!!都合のいい時でいいので更新頑張って下さい！ (2019年4月14日 23時) (レス) id: 7066949ba0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yukasun | 作成日時：2019年3月6日 0時
