すずこ「今日から私も教師」２ (ページ1)

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第４話７節：盗まれた学校費用ページ1

恵海「そんなのただの口から出たまかせだよ！」

すずこ「信じるったら信じるよ‼」

恵海「…！」

教頭「ほう一体何を根拠に信じてるんですか？」

すずこ「生徒を信じるのが教師の役目だからです」

教頭「話になりませんね！」

恵海「何なのさ一体！」ﾀｯﾀｯﾀｯ!

すずこ「あ、新田さん待って下さい！」

恵海(もうなんでこんなことになっちゃったんだろう…)

愛乃「恵海つん！」

恵海「よしのん…」

愛乃「大丈夫！心配ないよ…」

すずこ「新田さん！」

恵海「うるさい！早く退学にしたら？」

すずこ「言ったじゃない！私はあなたを信じるよって」愛乃「そう言う甘いこと言って汚い手を使うのよ大人は！私たちはもう騙されないよ」

すずこ「南條さん…」

愛乃「行くよ恵海つん」

恵海「うん…」

すずこ「…」

帰り道…

すずこ「教頭は少し言い過ぎです。ゴミはいくらなんでも言い過ぎですよ全く」

すずこ「犯人は一体誰なんだろう、おや何やらいい匂いがする…」

すずこ「匂いの正体はここですね。和菓子屋『穂むら』…入ってみよう…」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

奈央「いらっしゃいませー」

すずこ「おや随分とかわいらしい若い店員だね。おいくつなの？」

奈央「14歳です」

すずこ「14歳なんだまだ中学生くらいかな？」

奈央「はい今中学２年生です」

すずこ「ご両親はいないんでしょうか？」

奈央「お父さんは厨房で仕込みしていてお母さんが買い物に行ってるので代わりに私が店番しているんです」すずこ「そうでしたか偉いですね」

奈央「いえいえ。たまにお姉ちゃんとも店番することもあるんです」

すずこ「お姉さんがいるんですか」

奈央「はい今高３なんです。凄く優しくていいお姉ちゃんです」

すずこ「きっといいお姉さんなんですね」

奈央「はい！」

恵海「ただいまー」ｶﾞﾗｶﾞﾗ

すずこ「え」

奈央「あ、お姉ちゃんいつも裏から入ってって言ってるじゃん！お母さんに怒られるよ！」

恵海「いいのいいの！あれ？何だ。全く来てるなら来てるって…ってええ⁉」

恵海「なんでここにいるの⁉は、え、意味わかんない‼」

すずこ「お姉さんって新田さん⁉」