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「へ…？」
「ずっと距離置いてたでしょ、ニノと」
お刺身に手を伸ばしながら、櫻井さんは話し続けた。
「喧嘩でもしたのかなって思ってたけど、そういうわけじゃなさそうだったし、ニノはずっとAちゃんのこと見てるし？」
そんなの、全然気がつかなかった
「実は付き合ってて、別れたのかななんて思ったりもしたけど、あまりにもニノの目が優しすぎるから、」
付き合い始めたのを隠してるってのが俺の予想、と再び私の目を見る。
「ちがっ…います、全部」
「うっそ、全部？」
「…あの、」
「ん？」
「櫻井さんは、私と二宮さんのこと、どうしてそんなに気にしてくださってるんですか、？」
「え？」
「もし、…もしですよ！私と二宮さんが付き合ってたとしたら、櫻井さんに関係ありますか…？」
「関係、か…」
ないかもね、と眉を八の字に下げて困ったように笑う櫻井さんは、あまりにも悲しそうで、その心情が私には読めない。
だって、櫻井さんには藤原さんがいて、
私と二宮さんが付き合っていたところで、そんな悲しい顔をする必要はなくて、
むしろ、祝福してくれたっていいのに、
「Aちゃん？」
「櫻井さんは、…どうしてそんなに悲しい顔、するんですか？」
私の質問に驚いたのか、目を丸くした櫻井さんはふはっと息を吐いた。
「うーん、俺が上手くいってないからかな？後輩が順調だと羨ましくなるよ」
そう言いながら私をじっと見つめると、女の子って難しいよね、と呟いた。
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みにまむ - 続き楽しみにしていました！更新ありがとうございます。 (2023年2月16日 1時) (
レス) id: 658d3bfb20 (このIDを非表示/違反報告)
夕 - またまた続けてのコメントですみません。。。 物語一気に読んじゃいました。 これで終わりなんでしょうか？ その後が気になります。。。 (2023年2月5日 3時) (レス) @page44 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
夕 - また続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 5のここの部分 内線の音で我に帰る。 これ正しくは我に返るではないんでしょうか？ (2023年2月5日 2時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
夕 - 続けてのコメントですみません。。。 ひとつ前のコメントページ数が抜けてました。。。 すみません。。。 ページは4です。。。 (2023年2月5日 2時) (レス) @page4 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
夕 - こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜分遅くにいきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 あそこには、去年の今頃新しい係長が移動してきて、 これ正しくは異動ではないんでしょうか？ (2023年2月5日 2時) (レス) @page4 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なゆ | 作成日時：2022年9月8日 8時
