検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:10,498 hit

episode9 開始の音。 ページ10

竈門炭治郎side

朝、ふと目覚め視線を横にやると、窓から加恋の姿が見えた。


まだ日が昇っていない時間帯。


彼女は努力家だった。


同時に、負けず嫌いでもあった。


何事にも最後まで貫き通すという人格の持ち主。


何度も素振りをしている。


彼女の腕を見ると、普通の少女にはない傷がいくつもあった。


昨日は鱗滝さんとの転がし祭り。どんな体勢になっても受け身を取って素早く起き上がる訓練。


俺と加恋は刀を持ち、鱗滝さんを斬るつもりで向かっていくのに対し、鱗滝さんは素手。


でも馬鹿みたいに強かった。


俺も加恋もぶん投げられて地面に転がる。

男女関係なしに。

そんな鍛錬が続く中、ある日突然、「もう教えることはない」と言われた。


鬼殺隊に入るため、”最終選別”に行って七日間生き残らなければならない。


その最終選別に行くのに認めてもらうには、俺と加恋の二人で石を十字架状に切らなければならないという。


そういえば、加恋が昨日何か言ってた。


(たしか・・・。)


”私が足を引っ張らないように頑張らなきゃね!”

そう言っていった。


(俺も頑張らなきゃな)


そう思い、加恋に声をかけ、一緒に息止めや柔軟を行った。

だけど。


半年たっても岩は切れないまま。


俺達は焦った。

まだ鍛錬が足りないんだ。もっとやらないと。


(・・俺、だめなのかな?

・・・・禰豆子はあのまま死ぬのか?

  わーーーーっ!!

 挫けそう!!負けそう!!!)

炭治郎「頑張れ俺!!頑張れ!!!」

そう叫んだ俺に、誰かが話しかけてきた。

「うるさい。男が喚くな見苦しい」

・・と。

加恋「・・・?」

不思議そうに加恋は男を見つめる。

episode10 錆兎と真菰→←episode8 戻・・・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 竈門炭治郎 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

名無しになりたいフリー好き(プロフ) - さくらもちさん» 更新ありがとうございます!今ふと思ったのですが、英語は文の最初を大文字にするのでは?「it was good to see you.」が『It was good to see you.』になると思います!故意的なものであればスミマセン! (2019年11月17日 10時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - 名無しになりたいフリー好きさん» 有難うございます!!応援に答えられるよう精一杯頑張ります! (2019年10月3日 16時) (レス) id: d4782954b2 (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 新作ありがとうございます&おめでとうございます!頑張ってください! (2019年10月2日 6時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さくらもち | 作成日時:2019年9月28日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。