episode4 最初デ最後ノ第一歩 ページ5
神崎加恋side
家へ向かっている私達は無言であった。
暖かさのかけらもなかった。
でもそれでいいんだ。
今口を開いたら
今何かをしたら
抑えている感情が溢れだしてしまいそうだったから。
言葉を交わしていない間の時間は時が止まったようだった。
_______________________________
まずは竈門家の埋葬。
手を合わせて安らかに眠るようにと祈った。
次に私の家族、神崎家の埋葬。
そっと兄の手を握るとその手は冷たかった。
一粒
また二粒と兄の手に涙が落ちる。
兄の手を握っていた私の手に再び手が重なる。
加恋「・・・・・っ」
驚いて顔を上げると炭治郎がいた。
炭治郎「・・・」
炭治郎は何も言わないでくれた。
___もう泣かない
絶対に私の家族を殺した鬼をこの手で殺す
泣くのはそれまでお預けだ。
私と炭治郎はアイコンタクトで互いの決意を固めた。
今日は最初で最後の第一歩だ。
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名無しになりたいフリー好き(プロフ) - さくらもちさん» 更新ありがとうございます!今ふと思ったのですが、英語は文の最初を大文字にするのでは?「it was good to see you.」が『It was good to see you.』になると思います!故意的なものであればスミマセン! (2019年11月17日 10時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - 名無しになりたいフリー好きさん» 有難うございます!!応援に答えられるよう精一杯頑張ります! (2019年10月3日 16時) (レス) id: d4782954b2 (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き(プロフ) - 新作ありがとうございます&おめでとうございます!頑張ってください! (2019年10月2日 6時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくらもち | 作成日時:2019年9月28日 13時