episode8 彼との修行と彼女との恋 ページ10
古城小雪side
私があの鬼の攻撃を受けた日から数日。
今日は義勇との共同技、『吹雪の凪』の修行の日だ。
柱の中でも私たちの戦力は限りなく近いもの。
だからお館様に告げられた。『二人の共同技、吹雪の凪を完璧に完成させなさい』と。
まず私が刃を振り虚構の空間を作り出す。油断させた次の瞬間、義勇と私が拾壱の型・凪を発動。
交差するように相手に接近。そして刃を振る。_という技。
冨岡「・・・・行くぞ」
古城「ええ。」
言葉を交わし、練習用の鬼に向かって刃を振った。
冨岡/古城「全集中水/雪の呼吸!!拾壱の型・凪!!」
そしてX状に二人は走り、鬼の首に刃を振るった。
古城「っ・・・ふぅ・・・」
冨岡「大丈夫か?」
古城「大丈夫。あまり体を動かしてなかったから体が鈍ったみたい。雪の呼吸を極めなくちゃね・・」
そういうと私は、指の先まで酸素がいきわたるように呼吸をしながら修行をした。
私が刃を振り虚構の空間を作り出し、油断させた次の瞬間義勇と私が拾壱の型・凪を発動。
交差するように相手に接近。この繰り返し。
冨岡「一回休憩するか・・・」
古城「そうね」
冨岡「・・・・・・」
ふと目を閉じると、あの目と髪が赤がかった少年の顔が浮かび上がった。
古城「あの少年・・・どうしてるかなぁ・・」
冨岡「あの鬼を連れてた少年か?」
古城「えぇ・・。ちょっと心配で・・。最終戦別、ちゃんと生き残れるか・・」
冨岡「大丈夫だろ・・・・。あいつは・・・あいつらは今までの奴らとは何かが違う。」
古城「まぁ・・無事を祈るばかりね」
冨岡「随分と情が入ったようだな。」
古城「?」
冨岡「お前の好いている者はいるか?」
古城「・・・??!!」
突然問われた内容に心底驚いた。
古城「・・・いるけど・・・。なんというか・・釣り合わないというか・・」
冨岡「・・・そうか。・・・・・・頑張れよ」
古城「ぇ・・・あ。・・うん・・」
好いている人は貴方。
愛している人は貴方。
そう伝えられたらいいのに。でも__私はこの関係が好きなんだ。
言葉一つでこの関係を壊すなんて到底できないし・・そもそも釣り合ってない。
このことは一回放っておいて、また明日の修行のため眠りについた。
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なっちゃん - 富岡ではなく冨岡ですよ、直ってません…… (2020年1月10日 2時) (レス) id: 560cc5b36b (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - さくらもちさん» いえいえ!腹くっつけてください!切られるなら推しに切られましょう!(は?) (2019年11月7日 23時) (レス) id: 854c6106bd (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - みりんさん» 指摘、ありがとうございます。本当におっしゃる通りです。私はいったい何回腹を斬ってお詫びすればいいのでしょうか…。そうですね。そういう場面でもまだ読みだしたばかりで内容をよく理解できていなかったと思います。誠に申し訳ありませんでした。 (2019年11月7日 16時) (レス) id: d4782954b2 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - いまさらですがらコメント失礼します。凪は血鬼術を防ぐ技ではないでしょうか。いちいちすみません! (2019年11月5日 20時) (レス) id: 17d53d6f26 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - 雫さん» 読んでくれてありがとうございます!!あ、あああああ!!!すみません!!本当に申し訳ございません!!もう腹を切ってお詫びしたいほど(?)申し訳ございません!!!優しく指摘していただいてありがとうございます!!即座に直しますね!! (2019年11月5日 20時) (レス) id: d4782954b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくらもち | 作成日時:2019年9月14日 20時