episode 10 久しぶりの任務 ページ13
古城 小雪side
今日は義勇と久しぶりの共同任務。
あの少年・・・鬼に喰われてないかな・・・。
なんて思いながら私は『雪の呼吸』を常に続けていた。
常時に雪の呼吸をするのはもう慣れたが、最初はかなりきつかった。
あの時、たしか義勇も一緒に付き合ってくれたっけ____
=回想=
古城「・・・・・だめだぁ・・!!全然続かないよぉ・・!」
冨岡「・・・・もっと集中すれば出来る。」
古城「んなこと言ったってさぁ・・・実際義勇君もできてないわけだしぃ・・?」
冨岡「俺のことはどうでもいいからまずはお前だ」
古城「・・・はいはい。・・・・・・・・・」
冨岡「・・・・」
古城「・・・・・・・・・・ねぇ!!今めっちゃ長く出来た!!義勇君!!」
冨岡「・・・・・・・・・・・」
古城「まだ続けてんの?!え?!なんでぇ??!!」
冨岡「・・・・っ・・・五月蠅い・・・気が散る」
古城「あ・・ごめんごめん・・」
冨岡「ほら、再開しろ」
古城「・・・は〜い・・」
=回想終了=
_遠き日の思い出が次々と蘇ってくる。
あの頃、義勇はとても可愛かったのに今となってはとてもたくましく、凛とした立ち振る舞いをしている彼に私は心底尊敬している。
冨岡「・・・小雪、行くぞ」
古城「・・・・はい。」
今日の任務は確か_ここ数日、鬼滅隊の隊員が急激に数を落としているのが気になって・・
その原因は分からないという。
走りながら私は月を見上げる。
「「・・・・」」
二人は沈黙したまま。
でも、喋っていない時でも落ち着くのは何故だろうか。
”話さないと嫌われる”。生憎私は彼に対してそうは思っていなかった。
また鬼の気配がする。
古城「義勇・・鬼の気配がする。こっち。」
冨岡「・・・・」
無言で私の隣を走る義勇。
近づくにつれ強まる気配・・・
_これは、”十二鬼月”だ・・!!
「・・血鬼術・殺目籠・・!!!」
そう十二鬼月が叫んだ後、嫌な音が聞こえてくる。
あれは_あの少年だ・・!!
古城「私があの少年を守っとくから、義勇はあの十二鬼月を」
冨岡「承知した」
古城「少年、こっちよ」
少年「・・え?」
鬼「誰だ・・・!!次から次へと俺の邪魔をする者は・・・!!血鬼術・・刻糸輪転!!」
冨岡「全集中水の呼吸・・・”拾壱の型”凪」
少年「拾壱の型・・?!」
鬼の攻撃が義勇の周囲へと飛び交う。
だが、その鬼の攻撃は通用しなかった。
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なっちゃん - 富岡ではなく冨岡ですよ、直ってません…… (2020年1月10日 2時) (レス) id: 560cc5b36b (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - さくらもちさん» いえいえ!腹くっつけてください!切られるなら推しに切られましょう!(は?) (2019年11月7日 23時) (レス) id: 854c6106bd (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - みりんさん» 指摘、ありがとうございます。本当におっしゃる通りです。私はいったい何回腹を斬ってお詫びすればいいのでしょうか…。そうですね。そういう場面でもまだ読みだしたばかりで内容をよく理解できていなかったと思います。誠に申し訳ありませんでした。 (2019年11月7日 16時) (レス) id: d4782954b2 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - いまさらですがらコメント失礼します。凪は血鬼術を防ぐ技ではないでしょうか。いちいちすみません! (2019年11月5日 20時) (レス) id: 17d53d6f26 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち(プロフ) - 雫さん» 読んでくれてありがとうございます!!あ、あああああ!!!すみません!!本当に申し訳ございません!!もう腹を切ってお詫びしたいほど(?)申し訳ございません!!!優しく指摘していただいてありがとうございます!!即座に直しますね!! (2019年11月5日 20時) (レス) id: d4782954b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくらもち | 作成日時:2019年9月14日 20時