未来に繋ぐこのココロを守れるよ 5

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知念side




大貴とゆーてぃに対して言われた言葉。






｢気を付けてね。｣




言われるなら、僕じゃないのか。




あいつを倒したのは僕。




ゆーてぃは健君を助けただけだし、




大貴に至っては特になにもしていない。





それなのに、僕じゃなくて気を付けるのはその2人。





.......伊野ちゃんは面白がってるのだろうか。





｢ふふふ｣って、可愛らしく笑っていたし。






いつもの伊野ちゃんらしく、テキトーに。





だけど、言われた2人は体が固まっているし.......。





一体何なんだろう。





ふと、大貴達の方を見れば伊野ちゃんと大貴は見つめあっていて。





相変わらず、仲良しだなーって。





2人とも笑わないから、にらめっこあたりの事をしているのかなーって。





こーたに怒られても、しーらない、なんて。





ふたりの間に流れる空気なんて全く気付かなかった。





ただ、ゆーてぃの2人を見つめてさらに青くなった顔が気になっただけ。

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