16 ページ16
山田side
客役の俺は中をぶらぶら歩く。
すると、賑わっているある一角が気になった。
近寄ってみると、中心にいたのは圭人で。
向かい合ってるのは最近話題の若手社長。
ルーレット台をはさんで向き合っていた。
さらによく見てみると、その若手社長はかなり大きな勝負をしているようで。
そのせいか、たくさんのギャラリーが集まったようだ。
岡「では、プレイヤー次の掛け金をどうぞ。」
圭人が誰もが安心するような優しい声で言うと、周囲のギャラリーが盛り上がる。
カジノによってルールは異なるが、ここのルーレットはまずプレイヤーが金を賭け、次にディーラーがルーレットに玉を放り込む順番で行われる。
玉が放り込まれてからの掛け金の追加、変更は一切できないルールだ。
男「はは、こんな強いディーラーは初めてだよ。
僕が1時間たたないうちに3500万も負けるなんて。
...残りの手持ちは負け分と同じ、3500万ある。
これを全額、黒に賭けよう。」
...おいおい、まじか。
42人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いのみー(プロフ) - 前回にひき続き面白かったです!伊野ちゃんの謎、すごく気になります!続きも頑張ってください! (2016年7月31日 19時) (レス) id: 0213609aba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:リカユ | 作成日時:2016年7月3日 14時